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営業

新聞インキから創業した歴史を
次の世代にもつなぎたい。

情報メディア事業部 東京営業部

S.T

2013年入社
神戸大学
経済学部経済学科 卒

入社の理由

化学メーカーへの興味から、インキへ。

日本は化学メーカーに強みがあると感じていたので、理系の技術者と仕事ができる企業を探していました。そうして見つけたサカタインクスには長い伝統があり、新聞インキの分野では強いブランド力を持っていることも知り、興味を持ちました。

現在の仕事

新聞印刷に関する、総合商社のような役割。

私は全国紙の一部を担当しており、東京の印刷工場とともに全国のインキの品質管理窓口を行っています。大手新聞社はそれぞれにインキ濃度等の紙面品質の基準を決めていますが、当社が納品するインキもそれに合わせて配合を行うのです。しかし、印刷する紙の質等に影響されて求められる紙面品質を満たさないこともあり、技術者とともに試行錯誤を重ねることもあります。
新聞社と共に発展してきた当社は、新聞制作に関する事なら何でも担う総合商社のような役割も果たしています。紙面の色管理も行い、また、資材では印刷する際に使われるアルミの刷版や、輪転機に使う各種資材、時には事務所のLED電球までも調達するのです。インキのみならず、トータルサプライヤーとしての大きな商談を勝ち取ることも営業としての醍醐味のひとつです。

私のベストプロジェクト

新聞印刷に不可欠な、墨インキの高濃度化。

数年前、担当していた大手新聞社から墨インキの高濃度化を求められました。当社はこの新聞社との関係が長いですが、このミッションに応えられなければシェアを失う可能性もあり、私は上司・技術陣と一体となって改良に当たりました。しかし、社内のラボでの実験が上手くいっても、実際に輪転機で印刷しなければ成果は分かりません。お客様の工場に通って何度もテストを行い、最終的に高い合格基準をクリアできたときは嬉しかったです。結果として契約は継続され、全国の印刷工場へ展開されることが決まりました。このときに味わった社内やお客様との連帯感はとても良い経験となり、その後に活かされています。

サカタインクスの魅力

歴代の上司・先輩が築いてきた信頼。

新人の頃、ひとりで大手新聞社を訪問しても、「サカタインクスです」と言うだけで信頼されて通され、社員の方々が普通に接してくれるのでビックリしました。「新聞インキから創業した120年以上の歴史は凄いものだな」と実感しましたね。そのうえ、私の上司や先輩の方々が印刷工場に密着して仕事をしてきたおかげで、現場の方々が「困ったことがあれば、まずはサカタさんに相談しよう」と思ってくれるのです。営業としてはとても嬉しく、ありがたいです。

今後の目標

新聞インキの歴史をつないでいきたい。

ネットやスマホでニュースが見られるようになり、将来的に新聞そのもののニーズは減っていくでしょう。しかし営業として、当面はやはり大きなシェア確保のために精一杯尽力したいと思っています。将来は違う事業部も体験してみたいですが、今はまだここで力を発揮し、上司や後輩からも頼りにされる存在になりたいです。

人生カラー

新聞印刷に使われるインキはC(藍)M(紅)Y(黄)K(墨)の4色。色のバランスが正しいかどうかは、このうちのCMYを掛け合わせたグレーの色で判断します。私も、社内外のあらゆる人と関わってバランスを整えられる営業でありたいと思います。

学生へのメッセージ

就職活動では、短い期間で採用側と学生側がいかに相互理解を深められるかがポイント。だからこそ、学生側からも積極的にコミュニケーションを取ることが大事です。それでも情報が足りなければ、OBOGに会ってみましょう。OBOGがいなければ、家族や先輩、友人から意見を聞くことで新しい気づきを得られるかもしれません。実際の仕事内容は入社してみなければ分かりませんが、だからこそ、「この会社は自分に合う」と感じられる会社を探すことが大事です。

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