新規分野 経営

Sofab社と、ペロブスカイト太陽電池向けインクジェット用ETLインキを共同開発

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サカタインクス株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役 社長執行役員:上野 吉昭、証券コード:4633)は、アメリカ・ケンタッキー州を拠点とするペロブスカイト太陽電池向け材料の開発企業であるSofab Inks, Inc.(以下、「Sofab社」)と共同で、ペロブスカイト太陽電池用の電子輸送層(Electron Transport Layer:ETL)をインクジェット方式で形成するためのインキ開発を進めています。本開発では、両社がそれぞれ有する先進的な材料技術とインクジェット技術を融合し、次世代太陽電池の製造における、より高精度かつ効率的なプロセスの実現を目指しています。
ペロブスカイト太陽電池は、軽量・薄膜化が可能であることから、建材や窓、自動車などさまざまな用途への展開が期待される次世代太陽電池として世界的に注目されています。また、フレキシブル基板への適用が可能であることも大きな特長です。
 
■ 共同開発の背景および目的
本開発では、Sofab社が開発した高機能な酸化スズ(SnO₂)系ETL材料と、当社が産業用インクジェットインキ事業で培ってきたナノ分散技術、インキ設計技術および薄膜形成技術を融合し、ペロブスカイト太陽電池向けの新たな材料ソリューションの開発に取り組んでいます。インクジェット方式による電子材料の塗布には、高い材料性能に加えて、安定した吐出性能や均一な超薄膜形成性能が求められます。Sofab社の材料技術と当社のインクジェット技術を組み合わせることで、インクジェットによる精密かつ効率的な塗布プロセスの実現を目指しています。
 
■ 本開発の特長
当社が開発中のETLインクジェットインクは、ペロブスカイト層へのダメージ低減に配慮するとともに、材料ロスの削減、耐久性および量産適性の向上に寄与します。また、本技術は単接合型だけでなく、タンデム型ペロブスカイト太陽電池への適用も可能であるため、日本にとどまらずグローバルでの展開を視野に入れています。
 
■ 「Perovskite Connect Conference」で本開発品を紹介
両社は、2026年10月21日・22日にドイツ・ベルリンで開催される「Perovskite Connect Conference」のSofabブースにおいて、本開発品に関する情報を紹介する予定です。
 
■ 持続可能かつ量産性の高い製造プロセスへの貢献
本開発で進めているインクジェット方式によるETLインキは、より精密な材料塗布を可能にし、材料ロスの削減や製造効率の向上に寄与する可能性があります。
今後、技術開発が進展する中で、両社はペロブスカイト太陽電池のより持続可能かつ量産性の高い製造プロセスへの貢献可能性について検証してまいります。

 サカタインクス株式会社について

サカタインクスは1896年に創業し、アジア、米州、欧州など世界の20を超える国と地域に展開する印刷インキ販売で世界第2位の化学メーカーです。各種パッケージや飲料缶、情報メディア媒体などに使用される印刷インキ、デジタルプリンティング向けの産業用インクジェットインキやディスプレイ用機能性材料などの製造・販売を行っています。「ビジュアル・コミュニケーション・テクノロジーの創造」をビジネステーマとし、環境に配慮したサステナブル製品を通じて、「人々の暮らしを快適にする情報文化の創造」を目指し、新規分野への挑戦も続けています。
https://www.inx.co.jp/

 Sofab Inks, Inc.について

Sofab Inks, Inc.は、アメリカ・ケンタッキー州を拠点とするペロブスカイト太陽電池向け材料の開発企業です。同社は、酸化スズ(SnO₂)系電子輸送層(ETL)材料をはじめとする機能性材料の開発を行っており、高効率かつ耐久性に優れた次世代太陽電池の実現に向けて研究開発を進めています。

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