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当社グループは、環境問題に対応するため、1973年に環境部を設置し、大豆油を使用した植物油インキなどさまざまな環境配慮型製品の開発を進めてきました。
一般的に環境配慮型インキは、インキ中の材料を分散させるための“溶媒”を環境対応成分(植物油やトルエンフリーなど)に変更するというのが主流で、当社は30年以上にわたり、パッケージ用、情報メディア用のさまざまなインキにおいて、溶媒を環境対応型に変更したインキを開発し、上市してきました。
そして、2016年にそれまでとは異なった新たなコンセプトととして、印刷物に塗工されたインキの“固形成分”に注目し、その一部を植物由来材料にするというインキを、まずはフィルムパッケージ用のグラビアインキから取り組み、当社独自の新たなブランドとして「ボタニカルインキ」の展開が始まりました。現在は、紙器や段ボール用のフレキソインキ、パンフレットなどに使用されるオフセット枚葉インキ、産業用UVインクジェットインキにも対応製品を拡大しています。