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印刷関連業界における廃棄物のサーキュラーエコノミー実現に向けた実証実験を開始

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サカタインクス株式会社(代表取締役 社長執行役員 上野 吉昭)は、印刷関連業界における廃棄物の回収から処理、資源の再生までの循環システムを構築し、サーキュラーエコノミーの実現を目標とする実証実験を開始いたします。

  背景

SDGsやサステナビリティが社会の大きなテーマとなるなか、印刷関連業界においても環境に 配慮した製品やサービスなど様々な取り組みが行われています。当社は植物由来材料を一部に使用したボタニカルインキなど環境に配慮した製品の展開や、生産・販売の過程で発生するCO2の削減に取り組んでまいりました。一方で、当社を取り巻く事業環境においては、インキや溶剤をはじめ、紙やフィルム、容器などのさまざまな廃棄物が発生しており、産業廃棄物として処分されています。当社はこのような状況の改善に向けて、廃棄物の再資源化に向けた循環型システムを構築することで、印刷関連業界の環境面、経済面で大きなメリットを創出し、社会課題の解決にも貢献可能な、サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを開始することといたしました。

  内容

まずは、当社の国内4事業所にて発生する以下の産業廃棄物について再資源化を目指します。

<対象物>
  • 使用済みのインキや溶剤
  • 金属製容器
  • プラスチック
  • 老朽化し廃却となった生産設備等

具体的には、当社工場内で発生する廃棄物の種類や量を精査しつつ、廃棄物の素材ごとに適したパートナーを選定します。その後、実証実験という形で、廃棄物回収と資源再生、再資源化された再生材の品質確認を実施することで、これら一連のサイクルの有効性を確認してまいります。現在、すでに一部の廃棄物で取り組みを開始しており、一定の有効性を確認しています。

  今後の予定

今後については、実証実験をさらに進め対象とする廃棄物を拡大するとともに、これらのサイクルシステムに協力、賛同いただけるパートナーの探索も進めてまいります。また、自社内での取り組みの有効性が確認できた次の段階として、印刷関連業界での展開に向けて、当社のお客様の工場で発生する廃棄物の再資源化に取り組み、さらには、お客様周辺の取引先や同業他社などへの拡大も検討してまいります。

当社は、循環型社会や脱炭素社会の実現に貢献するべく、印刷やパッケージ産業におけるサーキュラーエコノミーの構築に取り組むことで、印刷関連業界の環境リーディングカンパニーを目指してまいります。

〈 サーキュラーエコノミー構築イメージ 〉

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