サカタインクス株式会社(本社:大阪市西区、代表取締役 社長執行役員:上野 吉昭、証券コード:4633)は、CO2排出量削減に向けた活動の一環として、滋賀県米原市、滋賀県およびヤンマーホールディングス株式会社(代表取締役 兼 CEO 山岡 健人、以下ヤンマーHD)と共に「ECO VILLAGE 構想」へ参画することといたしました。
「ECO VILLAGE 構想」とは、環境省の脱炭素先行地域 第一回に採択された取り組みで米原市役所本庁舎等米原駅周辺の民生施設や耕作放棄地に太陽光発電設備を導入し、米原駅周辺民生施設やEV車両への活用、地元企業の生産施設に供給することで、再生エネルギーを地産地消し、電力消費にともなうCO2排出を実質ゼロにすることを目標とした取り組みです。
当社はこの「ECO VILLAGE 構想」に参画し、米原市およびヤンマーHD とともに、太陽光発電の設置および発電した電力の購入・活用に向けた取り組みを行うこととなりました。具体的な取り組み内容としては、米原市にある当社滋賀工場の敷地のほか、ヤンマーHD の敷地や米原市の耕作放棄地などに、ヤンマーHD が太陽光発電設備を設置。その設備で発電した電力を当社滋賀工場や米原駅周辺民生施設に供給 し、電力消費に伴うCO2排出を実質ゼロとするものです。
現在、太陽光発電の設置や発電電力の活用方法について協議を進めています。
当社は、長期ビジョン「SAKATA INX VISION 2030」において、「地球環境と地域社会を重視したESG・サステナビリティの取り組み強化」を戦略の方向性として掲げ、「持続可能な地球環境を維持するための活動」を重要課題の一つとしており、引き続き、生産効率化の推進や省エネ活動の拡充などにより、環境負荷低減および脱炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります。
〈 ECO VILLAGE構想 概要 〉
(参考) サカタインクスの環境配慮への取り組み
温室効果ガス削減に向けた取り組み
生産効率化の推進や省エネルギーに向けた工夫と改善、低炭素電力の導入やオフィスの節電などに取り組んでおり、2034年の当社グループにおける温室効果ガス排出量(Scope1&2)を、2022年度比で58.8%の削減を目指しています。サプライチェーン全体のCO2排出量の把握と削減に努め、パリ協定が定める目標に科学的に整合する温室効果ガスの排出削減目標「SBT(Science Based Targets)」の認定取得に向け、さらに取り組みを進めています。
詳細は エネルギー使用量の削減 をご参照ください
滋賀工場敷地内の緑地「サカタの森」
「馴染みのある風景の創出」をコンセプトに、地域植栽に考慮した樹種の選定による緑地環境の整備や、豊かな自然をつなぐ生態系ネットワークの形成に寄与する緑地や水辺を提供し、地域全体の生物多様性保全に貢献しています。環境省の「自然共生サイト」に認定されています。
詳細は 生物多様性の保全 をご参照ください
サカタインクス株式会社について
サカタインクスは1896年に創業し、アジア、米州、欧州など世界の20を超える国と地域に展開する印刷インキ販売で世界第3位の化学メーカーです。各種パッケージや飲料缶、情報メディア媒体などに使用される印刷インキ、デジタルプリンティング向けの産業用インクジェットインキやカラートナー、液晶ディスプレイ用画像表示材料などの製造・販売を行っています。「ビジュアル・コミュニケーション・テクノロジーの創造」をビジネステーマとし、環境に配慮したサステナブル製品を通じて、「人々の暮らしを快適にする情報文化の創造」を目指し、新規分野への挑戦も続けています。
https://www.inx.co.jp/