エネルギー使用量の削減
Reduction in Energy Use
当社の取り組み
2024年度のエネルギー使用に伴うCO2排出量(Scope1&2)は7,128t-CO2eとなり、2022年度比で28.7%の削減を達成しました。2022年度を100としたCO2排出量原単位は、2024年度は84となり、着実な改善が進んでいます。この成果は、生産効率の向上、および省エネルギーに向けた継続的な工夫と改善活動の成果によるものです。さらに、昨年に引き続き、非生産拠点である本社においても、2024年度の電気使用量に対して非化石証書を購入し、再生可能エネルギーの活用を推進しました。なお、当社は地球温暖化の原因となるフロン類は、原材料としても、製造工程においても使用していません。
省エネルギー活動の事例
- 生産設備の効率化
- 製造条件の見直し
- 保温倉庫の稼働時間、温度の見直し
- 空調温度の適正化および効率向上
- ボイラーの効率向上
▼CO2排出量(Scope1&2)
また、サプライチェーンにおけるCO2排出量の削減を検討、実施していくことに向け、Scope3の算定を行いました。
カテゴリ1(購入した製品・サービス)〈約72%〉、カテゴリ12(販売した製品の廃棄)〈約23%〉の割合が大きいことから、今後、カテゴリ1を主として削減検討を進めていきます。
▼サプライチェーン排出量 (Scope3)
国内・海外の取り組み
2024年度のエネルギー使用量に伴うCO2排出量は39,380t-CO2となり、2022年度比で9.6%削減しました。今後、目標達成に向け国内外の工場において太陽光パネルの増設、新規導入を進めることで、再生可能エネルギーの利用を増やし、グループ全体でCO2削減に取り組んでいきます。
▼CO2排出量
再生可能エネルギーの利用
太陽光発電 (自家発電)
滋賀工場の太陽光発電所では、敷地西側にある第一発電所と倉庫棟屋上にある第二発電所を合わせ、年間約200万kWh(一般家庭 約550世帯分の使用量に相当)を発電し、FIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買収制度)を利用しています。2023年末からは管理棟に太陽光発電設備63kWhを設置し、自家使用して電力使用量を削減しています。また、米原市「ECO VILLAGE構想」に参画し、土地を貸与し太陽光発電電力を利用する取り組みを計画しています。東京工場では太陽光発電電力30kWhを利用しており、大阪工場では2024年太陽光パネル40kWhを新設しています。また、海外ではインド・ビワディ(2023年稼働)、インド・パノリ(2024年稼働)、アメリカ・ホームウッド(2024年稼働)で太陽光パネルの導入が進み、グループ全体としてCO2排出量削減に取り組んでいます。
再生可能エネルギー電力の購入
2024年より工場全体の使用電力を再生可能エネルギー電力メニューに切り替えていく予定としています。