エネルギー使用量の削減

Reduction in Energy Use

当社の取り組み

2023年度のエネルギー使用量に伴うCO2排出量(Scope1&2)は 9,134t-CO2となり、2013年度比で26.6%削減しました。2013年度を100とした工場のCO2排出量原単位は88となりました。生産効率化の推進や省エネルギーに向けた工夫と改善に、なお一層活発に取り組みました。非生産拠点である本社では、2023年の電気使用量に対する非化石証書の購入を実施しました。これを考慮すると、2023年度のCO2排出量は2013年度比で28.7%削減になります。なお、当社は地球温暖化の原因となるフロン類は、原材料としても、製造工程においても使用していません。

省エネルギー活動の事例

  • 生産設備の効率化
  • 製造条件の見直し
  • 保温倉庫の稼働時間、温度の見直し
  • 空調温度の適正化および効率向上
  • ボイラーの効率向上

▼CO2排出量(Scope1&2)

CO2排出量 CO2排出量

また、サプライチェーンにおけるCO2排出量の削減を検討、実施していくことに向け、Scope3の算定を行いました。なお、算定範囲を見直したことから、2023年度データに加え、修正した2022年度データも掲載しています。
カテゴリ1(購入した製品・サービス)〈2022年度 約72%〉、カテゴリ12(販売した製品の廃棄)〈2022年度 約21%〉の割合が大きいことから、今後、カテゴリ1を主として削減検討を進めていきます。

▼サプライチェーン排出量 (Scope3) (2022年度)

CO2排出量(国内)

▼サプライチェーン排出量 (Scope3) (2023年度)

CO2排出量(国内)

国内・海外の取り組み

連結で事業活動に伴うCO2排出量(Scope1&2)を、2034年度に58.8%削減(2022年度比)する目標を設定し取り組みを開始しました。2023年度のエネルギー使用量に伴うCO2排出量は41,394t-CO2となり、2022年度比で3.4%削減しました。今後、目標達成に向け国内外の工場において太陽光パネルの増設、新規導入を進めることで、再生可能エネルギーの利用を増やし、グループ全体でCO2削減に取り組んでいきます。

▼CO2排出量

CO2排出量(連結) CO2排出量(連結)

再生可能エネルギーの利用

太陽光発電 (自家発電)

滋賀工場の太陽光発電所では、敷地西側にある第一発電所と倉庫棟屋上にある第二発電所を合わせ、年間約200万kWh(一般家庭 約550世帯分の使用量に相当)を発電し、FIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買収制度)を利用しています。2023年末からは管理棟に太陽光発電設備63kWhを設置し、自家使用して電力使用量を削減しています。また、米原市「ECO VILLAGE構想」に参画し、土地を貸与し太陽光発電電力を利用する取り組みを計画しています。東京工場では太陽光発電電力30kWhを利用しており、大阪工場では2024年太陽光パネル40kWhを新設しています。また、海外ではインド・ビワディ(2023年稼働)、インド・パノリ(2024年稼働)、アメリカ・ホームウッド(2024年稼働)で太陽光パネルの導入が進み、グループ全体としてCO2排出量削減に取り組んでいます。

再生可能エネルギー電力の購入

2024年より工場全体の使用電力を再生可能エネルギー電力メニューに切り替えていく予定としています。

滋賀工場 第一発電所
滋賀工場 第一発電所
インド・パノリ 太陽光発電
インド・ビワディ 太陽光発電