コーポレート・ガバナンス

Corporate Governance

当社を取り巻くさまざまなステークホルダーとの良好な関係の構築を常に意識し、社会における存在意義を高めることが当社の企業価値の向上と持続的な成長につながるものと考えています。そのために経営の透明性の向上、監督機能の強化、意思決定の迅速化および責任の明確化などに取り組むことで、適正なコーポレート・ガバナンスの充実に努めています。

意思決定・業務執行体制

取締役会は、取締役8名で構成され、取締役会議長は代表取締役 社長執行役員が務め、経営上の重要事項に関する意思決定と各取締役の職務執行の監督を行っています。取締役の任期を1年とし、責任の明確化を図るとともに、経営監督機能の強化を図るために、社外取締役3名(うち、女性2名)を選任しています。
また、経営の合理化・効率化と業務執行責任の明確化を図ることを目的に、執行役員制度を導入しています。執行役員の一部は取締役を兼務し、取締役会で決定した基本方針に基づく意思決定と業務執行を確実かつ効率的に実施しています。
当社では、月1回以上の取締役会とともに、経営審議会を機動的に開催し、経営上の重要事項の審議および結果・経過報告を行っています。
また、企業の社会的責任を果たすために、コーポレート・ガバナンスを統括することを目的として、サステナビリティ委員会を最上位の委員会として設置し、その下に、各種委員会を設置しています。

インターナショナル・アドバイザリー・ボード

当社グループのグローバルな経営のあり方について、海外関係会社の役員をメンバーに加え、代表取締役 社長執行役員の諮問にこたえることを目的とした、「インターナショナル・アドバイザリー・ボード」を設置しています。

議 長 上野 吉昭 (代表取締役 社長執行役員)
メンバー

福永 俊彦 (取締役 専務執行役員、Chairman ; INX INTERNATIONAL INK CO.)

木村 隆司 (上席執行役員、Director / President ; SAKATA INX ASIA HOLDINGS SDN. BHD.)

Bryce Kristo (上席執行役員、President & CEO ; INX INTERNATIONAL INK CO.)

V.K. Seth (Managing Director ; SAKATA INX (INDIA) PRIVATE LTD.)

Peter Lockley (President ; INX EUROPE LTD.)

監査体制

当社は監査役会設置会社であり、監査役4名(うち、社外監査役2名)で監査役会が構成されています。監査役は、取締役会や経営審議会など社内の重要会議への出席、稟議書などの重要書類の閲覧などにより、取締役の職務の執行状況を監査し、必要に応じて助言・勧告を行うとともに、内部監査部門(内部監査室)、会計監査人とも連携の上、監査の実効性を高めています。

▼会社の機関・内部統制の関係図

監査体制

政策保有株式

グローバルに事業を展開し、中長期的な成長を持続していくためには、提携先・販売先・仕入先・金融機関・業務委託先など、当社の事業に関わるさまざまな企業との協力関係が不可欠であると考えています。このため、資本提携・業務提携および取引関係の維持・強化を目的として、政策保有株式を保有していますが、中長期的な経済合理性や将来の見通しなど(取引関係の強化によって得られる当社グループの利益と資本コスト・投資額などを総合的に勘案)を毎年、取締役会で検証の上、その保有の合理性を判断し、不要な場合は売却など、縮減を図ります。

コーポレートガバナンス報告書

社外役員の独立性判断基準

当社は東京証券取引所の定める独立役員の基準に照らし、一般株主と利益相反を生じるおそれがないと判断した者を独立役員として指定していますが、判断基準の透明化・客観化を図るため「社外役員の独立性判断基準」を制定しております。