廃棄物の削減
Reduction of Waste
工場における取り組み
工場では、総務部門による廃棄物処理業者の状況確認を実施し、電子マニフェストの利用により適切な廃棄物処理の管理に努めています。また、事業活動に伴って発生する廃棄物の事業所外への排出量をできる限り抑制するとともに、再使用や資源有効利用を推進しています。
2023年度は廃インキ・廃溶剤、廃プラスチック類、汚泥などを削減し、排出量は1,661tと前年度の1,802tから7.8%削減しました。資源有効利用率は99.8%(マテリアルリサイクル、熱回収)となり、国内4工場(東京・大阪・滋賀・羽生)で資源有効利用率99.5%以上(ゼロエミッション)を達成しました。今後も、削減目標達成、ゼロエミッションの継続に向け取り組みます。
廃棄物削減活動の事例
- 原材料サプライヤーと協働し、以下のような取り組みを行っています。
- ・使用済ドラム缶などのリユース
- ・購入原材料の荷姿変更・通い容器化 (缶 ⇒ ドラム缶 ⇒ コンテナー)
- 得意先と協業し、使用済コンテナ・ドラム缶などのリユースに取り組んでいます。
- 溶剤リサイクルメーカーと協働し、廃溶剤の回収に取り組んでいます。
本社における取り組み
本社(大阪・東京)では、廃棄物処理状況の調査、分別状況の確認、分別ルールの変更などを行いました。2023年度においては、産業廃棄物や紙類が減少したことから、排出量は16.3tと前年度の28.8tから43.4%削減しましたが、資源有効利用率は、資源有効利用される産業廃棄物や紙類の減少により、98.5%(マテリアルリサイクル、熱回収)となりました。今後も、事業活動に伴って発生する廃棄物の事業所外への排出量をできる限り抑制するとともに、再使用や資源有効利用を推進していきます。
海外関係会社における取り組み
海外関係会社の生産拠点では、ISO14001認証取得を推進し、廃棄物処理の適正管理などに努めています。
2023年度は、廃容器、廃インキ、汚泥などが増加し、事業所外への排出量は13,988tと前年度の12,620tから10.8%増加しました。海外関係会社においても、廃棄物に関する調査を行うなど、削減目標の設定検討を進めています。