当社は、企業経営において、株主にとどまらず、従業員、取引先、顧客、債権者、地域社会をはじめとする多様なステークホルダーとの価値協創が重要となっていることを踏まえ、マルチステークホルダーとの適切な協働に取り組んでまいります。その上で、価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、これらマルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、当社のみならず経済全体の持続的発展につながるという観点から、従業員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえ、以下の取り組みを進めてまいります。
1. 従業員への還元
当社は、経営資源の成長分野への重点的な投入、従業員の能力開発やスキル向上等を通じて、持続的な成長と生産性向上に取り組み、付加価値の最大化に注力します。その上で、生み出した収益・成果に基づいて、「賃金決定の大原則」に則り、自社の状況を踏まえた適切な方法による賃金の引上げを行うとともに、それ以外の総合的な処遇改善としても、従業員のエンゲージメント向上や更なる生産性の向上に資するよう、教育訓練等を中心に積極的に取り組むことを通じて、従業員への持続的な還元を目指します。
具体的には、賃金の引上げについて物価動向や経済情勢、当社の経営状況等を踏まえながら、労使間の真摯な対話に取り組むとともに、教育訓練等においては、長期ビジョンの実現、さらには当社グループの持続的な成長を支える礎として従業員一人ひとりが自らのキャリアを描き、自律的に自身の能力や技術を磨いて成長へつなげられるように、教育研修体系を策定し、効果的な社員の能力開発と人財育成に取り組んでまいります。
2. 取引先への配慮
当社は、パートナーシップ構築宣言の内容遵守に、引き続き、取り組んでまいります。
なお、パートナーシップ構築宣言のポータルサイトへの掲載が取りやめとなった場合、マルチステークホルダー方針の公表を自主的に取り下げます。
パートナーシップ構築宣言のURL
https://www.biz-partnership.jp/declaration/78806-05-08-osaka.pdfこれらの項目について、取り組み状況の確認を行いつつ、着実に取り組みを進めてまいります。
制定日 2025年1月31日
サカタインクス株式会社
代表取締役 社長執行役員

