~ ひらく、自分らしさ。つなぐ、未来のカタチ。~
スプツ二子!さんによる講演「130 周年、その先へ ― DEIB で拓く SAKATA INX のミライ」と当社役員との特別対談を実施
サカタインクスでは、社員の多様なスキル、経験、価値観、そして文化的背景や国ごとに異なる規範意識などをお互いに認め合い、活かすこと、そして、どのような状況においても活躍できる環境が重要と考えています。そのために「多様性を尊重し、一人ひとりが誇りを持って働ける組織」を目指した取り組みを進めています。
当社は、2025 年7月 30 日の「国際フレンドシップ・デー」に合わせ、“ちがいがチカラに変わるとき”——もっと知ろう、もっとつながろうをテーマに、「DEIB WEEK(7 月 28 日~8 月 1 日)」をはじめて開催。期間中は社員の DEIB に対する認知・理解をより深めてもらう 1 週間として DEIB に関する情報をテーマ毎に日替わりで発信しました。とくに 7 月 31 日には、アーティストとして世界中で作品を発表し、複数の大学で教鞭をとりながら、株式会社 Cradle の代表取締役社長として企業の DEI 推進支援サービスに取り組むスプツニ子!さんをお迎えし、講演会を開催しました。前半は、「エクイティを中心に公平性・アンコンシャスバイアス」という内容でご講演いただきました。後半は当社の取締役 生産統括本部長 建入、執行役員 ESG 推進部長 粕谷、執行役員 コーポレートリレーション本部長 金沢が参加し、スプツニ子!さんとの特別対談を行い、DEIB を推進することの重要性や、取り組みを実現した先にある私たちの未来に広がる可能性についてのお話が交わされまし
た。
講演内容
これまでのいわゆる昭和的な働き方と、今求められている新しい働き方を比較しつつ、価値観の違いや多様性社会の観点から、エクイティ(公平性)とはなにかをご説明していただきました。具体的な例として、無意識のうちに特定の性別や人を不利な状況に追い込んでしまう「Structural Inequality(構造的な差別)」について、スプツニ子!さんご自身のエピソードを交えつつ、これからの職場の在り方とちょっとした気づきを与えてくれる、示唆に富むお話をしていただきました。
特別対談
①サカタインクスが DE&I から DEIB に変化し、「ビロンギング(帰属意識)」を根づかせる当社の施策とは?
- スプツ二子!さん:
- 「ビロンギング」を育てるには、制度面だけでなく“心理的安全性”をどう確保するかが重要。善意の中に潜む無意識のバイアスにも目を向け、 フラットに意見交換できる環境づくりが必要。
- 建入:
- 社内公募制度やキャリアの選択肢を広げる人事制度を導入。「この会社で成長したい」と社員が思える環境を整え、誇りや一体感を育てていきたい。
- 粕谷:
- 企業理念にある「We Love You」の精神を日常のマネジメントに反映。お互いを尊重し合う文化を広げることで、挑戦を後押しする風土を醸成したい。
- 金沢:
- 社内外ともに「良い会社」と実感してもらえる状態を目指す。ウェルビーイング施策を積極的に広め、社員の安心感と誇りを高めたい。
②製造業において、女性や高齢者など、多様な人財が働きやすく活躍できる現場とは?
- スプツ二子!さん:
- 性別や年齢を問わず、安全・快適に働けるよう設備やルールを見直す視点が重要。
- 建入:
- 自動化や省力化を進めながら、多様な視点を取り入れ、誰もが働きやすい環境を整備。
- 粕谷:
- 現場の声を起点とした改善を推進。ユニフォームや作業環境など、日々の小さな不便や不安を解消する仕組みをつくる。
- 金沢:
- 拠点を越えたコミュニケーションや交流の機会を広げ、多様な社員の声を経営に反映。
(左から粕谷、金沢、スプツニ子!さん、建入)