労働慣行

Labor Practice

サカタインクスグループは、企業理念「マインド イン マインド」のもと、すべてのステークホルダーの人権を尊重し、公正で社会から信頼される企業を目指しています。その一環として、「サカタインクスグループ人権方針」を定め、国際的な人権規範や労働基準に基づいた適切な労働慣行の実現に取り組んでいます。適正な賃金の支払い、労働時間の管理、年次有給休暇の取得促進など、働きやすい環境づくりに努めるとともに、結社の自由や団体交渉権を尊重し、社員との対話を大切にしています。今後も、持続可能な社会の実現に向けて、働きがいのある職場づくりと人権尊重の取り組みを推進してまいります。

労使関係

当社グループは、自由に労働組合を結成・参加する権利、団体交渉・平和的集会へ参加する権利を尊重します。また、労働者が差別、報復、脅迫、ハラスメント等を懸念することなく労働条件および経営慣行について経営陣と対話できる機会・環境を整備します。労働組合と会社との労使協議会は年数回にわたり行われ、労働安全衛生を含む労働環境や労働条件の改善などに取り組んでおります。

労働時間の適正管理

当社グループでは、働きやすく働きがいのある企業を目指し、労働時間の適正な管理と年次有給休暇の取得促進に取り組んでいます。 勤務時間管理システムを活用し、時間外労働を含む労働時間を正確に把握するとともに、社員への時間外労働手当の適正な支払いを徹底するほか、年次有給休暇取得率をモニタリングしています。さらに、時間外労働の削減と年次有給休暇取得率の向上に向けて、「ノー残業デー」や「年休プラス1」などの施策を全社員に周知し、積極的な参加を促しています。

賃金・福利厚生

当社グループは、事業を行う国・地域で定められた最低賃金、時間外賃金、同一労働・同一賃金などの法令を遵守し、生活賃金の支払いに努めるとともに、法令で義務付けられた範囲にとどまらない福利厚生を提供しています。 労働者の男女の賃金の差異について、当社は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」の規定に基づき、毎年算出しています。当社では賃金体系および制度上、性別による賃金差異はなく、平均賃金の差は平均年齢や勤続年数、役職・資格等級、短時間勤務の取得状況、手当の支給実績などによる構成の違いに起因するものとなっております。当社は、ジェンダーイクオリティの観点を重視し、性別による差異のない状態を継続するだけでなく、女性管理職比率の向上を重要な課題と位置づけています。

また、女性の積極的な採用、管理職候補者の育成と登用、キャリア形成支援、働きやすい環境整備など、多様な女性活躍推進施策を継続的に実施し、誰もが公平に成長できる職場づくりを進めてまいります。

福利厚生について、当社では、法令で義務付けられた福利厚生にとどまらない多様な制度を提供しています。住宅補助としての借上寮・社宅、出産・育児支援としての相談窓口や、産前産後休暇や育児休業、介護支援としての相談窓口や、介護休業や介護休暇、また、退職金制度、企業年金基金、持株会、株式交付信託制度など、将来への資産形成に備える仕組みも整えています。このように生活の幅広い場面で社員を支援する制度を充実させています。